​春公演 ​

『芽吹くということ』

八木映美と静かな実験

春公演『芽吹くということ』無事終演致しました。

このプロジェクトは季節の変わり目に一度、 年に四回だけの公演を行います。

活動一年目は季節の訪れを感じられるような内容を、と思い

春にはどんな風情があるかを考えておりました。

 

春は全ての物語が始まりの季節です。

緑は生い茂り、 生物たちは寒さの眠りから目を覚まし、

朗らかな空気の中、また始まりから活動を始めます。

 

その原動力とは何なのか。 それはどこから来るものなのか。

私は何か表現をしたいと思った時、
心や身体にちょっとした違和感と小さなエネルギーを感じます。

そのエネルギーはまるで発芽のようなものだ、と感じます。

 

芽が出た瞬間は小さなものでも時間が経てば成長し、 花開き、種となり、

そして誰かの元へと届く。

その種はそこで新たな芽吹きを迎えます。

それは緑に限らず、そして私たち表現者だけでなく、

人間が普通に日常を送る上で自ずと行っていることの様に思います。

今回の公演で私たち表現者の芽吹きの存在を感じて頂き、

同じ空間にいてくださる皆様の心にも新たな芽が生まれるように。

そんなことを考えながら構想致しました。

そして今回の春公演では草月流師範、大薗彩芳さんにコラボレーションをお願い致しました。

いけばなが加わったことで抽象的な「芽吹き」というものをイメージとして心に置く事が出来たと感じます。

以下、大薗さんより。

使用した花材は、

孔雀の羽/吉野桜/スターチス/キングプロテア/

雲龍柳/オガラ/流木/鉄ワイヤー

「八木映美と静かな実験」の世界観を守りつつ、

春公演らしい爽やかな"芽吹き"を感じる作品を目指しました。

真っ白な桜と白塗りのオガラと孔雀の羽でバンドの世界観を表現。

スターチスのピンク色/黄色で春らしく色を組み合わせ、

最後に加えた3本の大きなキングプロテアは八木さん、織原さん、友田さんの3名をイメージしました。

 

SET LIST

1.美しい心臓   -A beautiful heart

2.はじまりに   -Introduction

Improvisation 

4.芽吹くということ   -Blooming

5.開花   -Kaika

6.そこに辿り着くものたち   -Free to be myself

Enco. 麗らか  -Uraraka

 

 

 

全ての言動は感情や思想が心や身体に芽吹くことから始まる。

今、この瞬間の私たちは
どこで何を感じ、発し、この場に生き着いたのか。
そして何の為に芽吹き、どんな花を咲かせるのか。

その答えとして、

このプロジェクトではお客様に美術館で絵を見るように、
様々な感じ方、捉え方をして頂きたいと思っています。



私の作った曲たちにはタイトルがあり、
そこに歌詞があったとしても、
あなたが感じたことが全てと私は思っています。

こう捉えなきゃいけない、

こうしなきゃいけない、は存在しません。
 


皆に倣って正解を探すのではなく、

自分自身が感じたもの、芽吹かせたものを大切にしていてください。

最後に、今回の公演は本当に多くの方の支えがありました。

彼らのお力添えがなければ何も出来ていないと強く思います。

公演を重ねていくにつれて、様々な出会いと別れがあることとは思うのですが、

スタッフ、ミュージシャン、アーティスト、そしてお客様、

皆様を含めておおらかな大家族の様なものになれればと思っております。

 

立派な大黒柱になれるよう、これからも一生懸命努めていきます。

本当にありがとうございました。

次回は夏の風がそよぐ頃に。

多くの方にお会いできますよう心よりお祈りしております。